成年後見制度ってご存知ですか？
私たちの生活には、あらゆる場面で契約をする機会があります。
身近なところで言うとスーパーで買い物をするのも契約です。
契約をするには自分の行為の結果がどうなるのか判断できる
能力が必要です。
行為の結果が判断できないとなると、不利益を被ってしまう
可能性があるからです。
精神障害、認知症、知的障害などの理由で判断能力が十分
でない方は、必要でないもの購入させられてしまったり、
悪徳商法の被害にあってしまったり、また、介護サービスを
受けるための契約や遺産分割協議をする必要があっても
自分ですることが難しいですね。
そのような、判断能力が不十分な方々を法律面や生活面で
保護したり支援したりする制度が成年後見制度です。
判断能力が欠けている本人を保護、支援する後見人は、裁判所から選任され、
本人の預貯金、不動産などの財産を管理したり、診療、介護、福祉サービス
などの利用契約を締結したり、本人にとって不利益な法律行為を取り消したり、
本人の利益を考えて財産管理、身上監護を行います。
さらに詳しくはお近くの司法書士にご相談ください。