こんにちは。西明石オフィスの西田です。
当事務所に多くご依頼いただく手続きのうちのひとつが、会社の設立です。
今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあってか、会社設立のご依頼が例年よりも少なかったように思います。
とはいえ、個人事業主の方の法人化だったり、新しい事業を立ち上げようといった方から一定数のご依頼をいただいています。
「会社をつくる」とひとことで言っても、会社を立ち上げるためには、準備するものや一定の手続きを経る必要があります。
今回は、最もご依頼が多い 株式会社 の会社設立の流れを説明します。
１．基本事項の決定
株主となる人（発起人）において、商号、事業目的、本店（住所）、定款の内容、機関設計（役員を何名置くのか）、資本金の額などの会社の基礎となる事項を決定します。
役員となる人（取締役、代表取締役、監査役など）も決定します。
多くの場合、この基礎となる事項の決定の部分が一番時間がかかるポイントかと思います。
２．必要書類の準備と会社の印鑑の作成
株主になる方の印鑑証明書、役員になる方の印鑑証明書、出資金を払い込む金融機関の預金通帳を準備します。
新しい会社名義の口座は設立後でないと開設できませんので、発起人の名義の口座を準備します（既存のものでOK）。
上記１の商号決定後に、新しい会社の印鑑（会社の実印として届ける印鑑）を作成します。
３．書類の作成、書類への押印
当事務所にご依頼いただく場合には、こちらで作成した書類に押印していただきます。
４．公証人役場にて定款の認証手続き
当事務所にご依頼いただく場合には、当事務所で代理して行います。
５．資本金の払い込み
事前に準備した預金口座に出資金を払い込みます。
６．法務局へ登記申請手続き
当事務所にご依頼いただく場合には、当事務所で代理して行います。
大きな流れはこのような感じです。
６．法務局へ登記申請手続きをしてから、完了まで、およそ１週間から１０日ほどかかります。
法務局が混んでいる時期は、２週間ほどかかることもあります。
当事務所では、登記完了後に、最初に要りようになると思われる、新会社の履歴事項全部証明書（登記簿謄本）と、新会社の印鑑証明書を取得して、
設立時の押印書類などと一緒にご依頼者様に納品させていただきます。
会社の設立時は、本業のことでお忙しくされていることが多いと思いますので、登記手続きは専門家にご依頼いただき、開業準備などに専念していただけたらと思っています。
会社設立の登記手続きはぜひご相談ください！