こんにちは。
明石市の司法書士の川村です。
暖かくなりましたね。外に出ると風が気持ちいいです。
事務所でも窓を開けると気持ちのいい風が入ってきます。
さて、今日は、成年後見人の仕事について少しだけ。
成年後見人は、家庭裁判所の審判で選任されます。
選任されたら１か月以内に財産目録を作って家庭裁判所に提出する必要があります。
また、被後見人の銀行預金口座を成年後見人が管理するために、銀行で成年後見人の届出をする必要があります。
この届出は、銀行窓口で手続きをするのですが、だいたい手続きに１時間くらいの時間がかかります。
慣れていない銀行だったら１時間以上待たされることも・・・・。
事前に銀行に連絡して、手続きに必要な書類を確認し、いついつに行くから用意しておいて下さいと言っておけば銀行も準備してくれるので対応が早くなります。
また、年金事務所に行って、年金関係の書類の送付先を成年後見人宛に変更したり、生命保険会社に成年後見人がついたことを知らせたりします。
あとは、市役所の介護保険の係や後期高齢者医療保険の係、固定資産税、市民税の係で書類の送付先を成年後見人に変更する手続きをします。
もちろん施設や病院に入っている被後見人の方であれば、施設、病院に訪問し本人と面談して、施設費用や入院費用の請求書の送付先を変更してもらいます。
成年後見人に就任した直後はやるべきことが結構あります。まず以上のような手続きを済ませてから、あとは被後見人がそれぞれかかえる問題について対応をしていくことになります。